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【第1日】前年度のインターハイ王者&女王が揃って2回戦進出!

2018年8月2日

 愛知県を舞台とした「平成30年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(以下、東海インターハイ)」が開幕した。大会初日のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)には昨年度のインターハイ王者と“女王”が登場。ゲーム内容には若干の差があったものの、両校そろって勝利をあげ、2回戦進出を決めた。

 先に登場したのは昨年度の女王・岐阜女子(岐阜)。アレセイア湘南(神奈川)を相手に第1ピリオドこそ【24-13】とリードするが、第2ピリオドに入るとアレセイア湘南の激しく、かつ粘り強い攻撃に、得意とするディフェンスでミスが生じる。1点差にまで詰め寄られたが、そこから身長188センチの留学生、⑦ハディ・ダフェの高さを生かして再び突き放していく。後半に入ってもダフェの高さを生かしながら、終盤にはそれまであまり決まっていなかったアウトサイドシュートも決まり出して【63-50】でアレセイア湘南を振り切った。
「初戦はこんなものだと思います。の④池田(沙紀)が徹底マークされていましたからね…。後半は(ダフェを守っていた)相手のエースがファウルトラブルに陥っていたこともあって、インサイドで攻めるように指示を出しました」
 チームを率いる安江満夫コーチが冷静にゲームを振り返ると、キャプテンの池田も焦ることはなかったと明かす。

④池田沙紀を中心にディフェンスから走った岐阜女子

④池田沙紀を中心にディフェンスから走った岐阜女子

「第2ピリオドは相手の攻撃にうまく対応ができなくて、失点も多くなってしまいました。オフェンスというよりディフェンスで点差を縮められたので、自分たちのディフェンスさえすれば、いつも通りの岐阜女子のプレーができると思いました」
 ディフェンスをベースに、留学生の高さと、池田らのスピードでの突破やアウトサイドシュートなど、多彩なバスケットを展開する岐阜女子。目の前の試合を一戦一戦丁寧に勝つことが重要だと十分に承知しながら、明日の2回戦に勝てば、3回戦では第一シードの安城学園(愛知)と対戦する可能性が高い。
「昨年のウインターカップでも負けていますし、今年の東海ブロックの新人大会でも負けています。みんなもそのリベンジへの思いが強いので、チーム一丸となって安城学園戦に向けていきたいです」
 明日の2回戦でも自分たちのバスケットを展開できれば、その勢いは3回戦でも大きな追い風になるはずだ。

 4試合目にコートに出てきたのは昨年度のインターハイ王者・福岡大学附属大濠(福岡)。こちらも第1ピリオドこそ【19-7】とスムーズにゲームに入っていったが、第2ピリオドの途中でポイントガードの⑤土屋大輝が負傷しベンチに下がると、徐々に美濃加茂(岐阜)にペースを握られていく。
 3人の選手が5日からタイ・バンコクでおこなわれる「FIBA U18アジア選手権大会2018」に出場するため不在だが、片峯聡太コーチは「焦りもないし、不安もありません。インターハイに臨むメンバーでしっかりとゲームに入ってくれると思っていました。そこはクリアしたのですが、さすがに土屋のケガを想定した練習まではできていませんでした」と振り返る。

⑤土屋大輝のバックアップとして攻守で貢献した福岡大学附属大濠⑩緒方康太

⑤土屋大輝のバックアップとして攻守で貢献した福岡大学附属大濠⑩緒方康太

 しかし、その緊急事態で力を発揮したのは土屋と同じ3年生のガード、⑩緒方康太だった。後半に入って、土屋の不在で浮足立ってミスが出始めた下級生たちを声でまとめ、さらにはスティールからのレイアップシュートを決めるなど、チームに覆っていた悪い流れを見事に断ち切った。
「今大会は土屋がゲームを作って、そのあとで僕や④山本(草大)が出ていって、土屋のディフェンスで疲れている相手に、さらにハードなプレッシャーをかけるという練習をしてきました。片峯コーチからも『お前と山本のディフェンスは鉄壁にしろ』と言われていましたし、土屋みたいに点は取れなくても、ディフェンスでは土屋に負けていないと思うので、今日もそれは最後まで粘り強く出すことができたと思います」
 片峯コーチも、結果として下級生が多くコートに立つ状況にありながら「今年は3年生がしっかりしているので、私も落ち着いて采配を振るうことができています」と、派手さこそないもののチームの精神的支柱ともいうべき緒方ら3年生の活躍に笑顔を見えた。
「第3ピリオドの入りこそクラスマッチのような展開になってしまいましたが、全国大会では1点でも勝てばいいと選手たちに伝えました。ただ、その日に得られた教訓を、いかに翌日のゲームに生かすかが大事です。今日より明日、明日より明後日と、メンタルと体力をリカバーしていくことが勝ち上がるためには大事なことなんです。今日は反省もありますが、ここからギアを上げていきます」

 男女の1回戦が終わり、明日からはシード校も登場してくる。初戦の勝利で勢いをつけたチームにシード校がどんな戦いを見せてくれるのか。また初戦を勝ち上がったチーム同士の2回戦は、お互いが硬さの取れたところでどのような力を発揮するのか。東海インターハイはまだまだ始まったばかりである。

実施要項GUIDANCE

試合日程・結果SCHEDULE

8月2日(木)   男女1回戦

8月3日(金)   男女2回戦

8月4日(土)   男女3回戦

8月5日(日)   男女準々決勝

8月6日(月)   男女準決勝

8月7日(火)   男女決勝